白川郷へ行ってきました。

白川郷へ行ってきました。

  • 白川郷へ行ってきました。

8月最後の土曜日は、続いた雨も休止で朝から青空が広がり、以前から行って見たかった世界文化遺産白川郷へ行きました。

朝6時に出発し、8時半頃到着。まだ観光客もいなく、出逢い橋を渡ると自転車少年とすれ違いました。
ご婦人が洗濯物を干していたり、私がイメージしていたのは誰もいない村だったので少し驚きましたが、ここだけ別世界のような郷を歩いていると、目からだけでなく五感全部が活動し始め、大袈裟のようですが錆び付いた体内の管が洗い流され、新鮮なものが流れ出すような気持ちになりました。何を言ってるんだか意味不明ですが、表現できません。

結い の精神。

屋根の吹き替え、それらは無償で行われ、次には誰かのために無償で同じように働くそうです。白川郷の集落の美しさ、素晴らしさは、建物そのものや田園風景もさることながら、このような相互扶助の精神、人々の助け合いの心にこそ現れているんだなあ。今の私達が日頃忘れがちなこの利他主義。それは決して人様のために自分が損をする、犠牲になる、ということではなく、誰かのためにする行いは、やがていつか自分に戻ってくる。「情けは人のためならず」・・・まさにその精神が脈々と生きているのが白川郷合掌集落だと思いました。