ネパールの法事
9月22日にラムさん一族の法事があり、今年はカトマンズ郊外の新居で田舎からお母さんも一緒にされました。
前日にラムさんから私も社会見学になるのでしょう、と誘われこれはラムさんじゃなければ誘ってくれないと思い、
こちらに到着してまだ体調がネパールに慣れていませんが、見学してきました。
日本の法事とよく似ています。家長がお坊さんのお経に合わせてご先祖様へ供養をしていきます。
その準備はラムさんのお母さんがされていました。去年までは田舎のうちでしていたようですが、だんだん
若い世代の者がカトマンズで働き家を持ち始め、なかなか村へ帰る時間がなく、村は老人が多くなり
年をとっていかれるお母さんは、最近村からカトマンズへ移ってこられました。
お母さんが取り仕切る中で、ラムさんのお兄さんが法事を進めていきますが、3代昔の先祖の名前を読み上げるのに
名前がわからず、お坊さんのお経もその度にストップし、お母さんが怒っている、とラムさんが苦笑いをしながら
携帯電話で親戚に聞いていましたが、その親戚もあやふやのようで、なんとも微笑ましいというか、さすがネパールと肩の力が抜けました。
古い習慣を大切に引き継がれるなかでも、携帯電話が必要になっています。
私はカトマンズでもパワフルなお母さんが好きです。