世界遺産 高野山へ

世界遺産 高野山へ

  • 世界遺産 高野山へ

シルバーウィークの日曜日に娘と二人で高野山へ行ってきました。

混雑を予想し早朝出発したのですが、考えることは皆さん同じで、南海難波駅から絢爛優雅な特別列車「特急こうや号」は満席で、私達は急行に乗り約110分かかってまずは極楽橋駅まで、そこからケーブルで高野山駅まで上り、バスに乗り継ぎ弘法大師御廟へと繋がる奥之院参道まで、大混雑で見送ったケーブルカーとバスの待ち時間を含め3時間かかって到着しました。こんな時は景色を楽しみながら歩く方がいいかと思いますが、初めてなので今回は電車プランで、次回は歩いてみたいです。

さて奥之院前でバスに降り、弘法大師御廟までの参道を歩くとNHK大河ドラマでお馴染みの戦国武将の墓碑が、数百年を経た老杉の間に並び、その数20万基を超すそうです。私が一番行ってみたかった織田信長の供養塔は、ちょうど豊臣家墓所の上にあり、想像していたより小さくて庶民っぽかったです。そこから御廟橋を渡り大師信仰の中心聖地へと足をいれました。
天空の聖地です。信仰心はあまりありませんが、なんといいますか…自然とひとつになった神秘的な場所で、訪れたご老人の般若心経が澄んだ空気や森林からの木漏れ日に浸透し、日常の喧噪から離れて、心磨かれたようです。
弘法大師は今も御廟内に生き身のまま存在するそうで、今日も人々を救い続けているとかたく信じられているようです。

御廟を出たところで、善人には軽く悪人には重く感じると言われている弥勒石があり、私も長蛇の列に並びました。
当たり前ですが、誰も重たいとこぼす人がいなくて、皆さんの顔をうかがっていても軽い軽い〜、て表情なので
私の前にいる娘に、よっぽど意地悪い人が持ち上げられないってことやね〜。と言っていたのですが、順番が回ってきた娘の表情に苦笑いがあり、まさかの私も重いってもんじゃありませんでした。鉄の塊かと思うほど重く感じたので、これは弘法大師さまからの悟りを得なさいというお言葉と受けとめることにしました。しかし、ショック。