命ある限りナマステ!
久しぶりのナマステ。
私の多分最後の頑張りでもあるサンタのビザが取得でき、チャプテと二人で来日も果たした。
内容もまずます、ヤッター。
ところが、彼らが母と呼ぶ私の母に…
今年の夏ほど暑い熱い夏は記憶にないくらい濃厚で、思い出がいっぱい。
珍しくネパール以外の国内でトレッキングを楽しむ母と、ネパールと同じように母をサポートしてくれるサンタとチャプテ。
絆は太く強い。
そんな夏も彼らがネパールへ帰国したあと、分厚いグレーに染まった雲を私の頭上に送り込んできた。
母が毎年受ける人間ドックの結果、膵臓癌が発見された。
ほんと、彼らの帰国後のこと。
再検査、再々検査、そして入院して再々再検査。
父は25年前、私が結婚した同じ年にいきなり肝臓癌を宣告されて半年で他界しているので、目の前が真っ暗になった。
なんで両親がこんなことに、しかも、膵臓癌って…。最悪じゃないか。
母は早寝早起き、食事も無農薬にこだわり、毎朝ウォーキングもする、ジムも通う、ヒマラヤトレッキングをこよなく愛する人で
どう考えても膵臓癌なんて。
私はドン底近くまで多分落ちていたと思う。
ドン底だったが、母はやっぱりすごい。毎年受ける人間ドックのおかげで発見されにくい膵臓癌が早期発見できた。
1cmという憎いがん細胞は、名医と最新技術のおかげで排除できた、そうだ。
ひとりで検査入院し、ひとりで医師から癌宣告を受けた母は強かった。
私はオドオドするばかりだったが、患者の母が強かった。
ネパールのヒマラヤが母を強くしたと思う。
手術が無事に終わり、これから再発しないように戦うことになるだろうが、
ネパールへの道が希望と戦う力を与えてくれると思う。
病と寿命は違うって、よくわかった。
このブログも自分きままななものだろうが、もし、読んでくださる方が一人でもいてくださったなら、
ヒマラヤは神々の座、ルンビニは仏陀生誕地、ネパールはすごい聖なるパワーの国だと私はお伝えしたい。
ナマステ。